| 2月4日いやといえなくて(1) |
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問題が起こったときの対処は本当に難しいですね。 こんな例がありました。 朝、先生が授業の準備をしていると、健吾くんのお母さんから、 電話がありました。 「先生、昨日健吾が新しい消しゴムを2つ持っていたので どうしたのかと問いただすと、S君からもらったとのこと。なにか歯切れの悪い答えかたを するものですから、S君に電話してたしかめるけどいいか?と聞きますと、 昨日白山堂で消しゴム4個を万引きして、2個をS君渡し、2個自分のものにしたとのこと、 話している最中に主人が帰宅して、事情をきくと、健吾を仏壇の前に連れて行き、 こんな子に育てたのは親も悪いから、今日は3人で食事をしないで反省いたします。 と昨日は食事をいたしませんでした。そういうわけで、白山堂さんがあくのを待って、 3人できちんとお詫びをしてから登校させますので、よろしくお願いいたします。」 とのことでした。健吾君は遅れてお母さんと学校にやってきました。 先生が「昨日は御飯が食べられずにひもじかったね。」というと、健吾君は涙ぐんで、 「だけど、一日中働いておなかをすかせていたお父さんやお母さんも、どんなに ひもじかったか、どんなに情けない思いをしたかわからないよ。」といいました。 「お父さんや、お母さんは自分で悪いことをしたわけでもないのに、どうしてそんな つらい思いをされたのだろう?」 「僕が悪いことと分かっているのに、人の言いなりになったから。万引きをしたから。 うそをついたから。」「そうか。悪いことをしたとわかっているのだね。」 「先生、僕消しゴムの前にも、サインペンを3個万引きしたことがあるの。それから・・・」 「いい、いい、もうなにも言わくていい」 「きみの胸の中には人間としてしてはいけないことを教えてくれる”良心”というものが あるはずだ。その良心に恥じることをしてはいけないよ。じつは先生もね、 子供のころ万引きをしたことがあって、店員さんがこれと同じことを話してくれたんだ。 先生は今だってこの言葉を忘れることはできないよ。」健吾くんは涙を手の甲で 拭きながら先生をじっと見つめていました。S君がこのままで終わるとも思えず、 どうしたものかと考えていたのですが、先生はひとまず様子を見ることにしました。 体を張って子供を諭したご両親、その気持ちはしっかり健吾君の心に届いたことでしょう。 ご両親の」対処法はとても勉強になりました。 さて、このあと健吾君と先生はS君の問題をどう解決していくのでしょうか? 続きは次回に報告します。 紙でつくるばらのアクセサリー・ロザフィ |
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